ロスカット(強制ロスカット)とは、「これ以上損失が大きくならないように、FX会社が強制的に取引を終わらせる安全装置」のことです。
「強制終了」と聞くと怖いイメージがあるかもしれませんが、本来は「あなたが大きな損失を被るのを防ぐ守りの仕組み」です。
とはいえ、マイナスが確定してしまうため、ロスカットが発生しないように資金管理をするのがFXの基本です。
▼よくわからない方のために、以下でFX初心者の方にも分かりやすく解説します。
1. ロスカットの仕組み
FX口座内をよく見ると「証拠金維持率(じいりつ)」という数字があり、あらかじめ決められた基準を下回った瞬間に発動します。
- 証拠金維持率1,000%: 資金に余裕があり、自由に取引ができる。
- 証拠金維持率100%: 追加証拠金が必要になるギリギリのライン。
- 証拠金維持率50%: ロスカット(強制決済)発動!これ以上は危険とシステムが判断し、持っているポジションを勝手に決済(損切り)する。
国内の多くのFX会社では、証拠金維持率が50%を切ると発動します。
(10万円預けて、取引に必要な必要証拠金が5万円なら、含み損が膨らんで残り5万円を切った瞬間に強制終了されます)
2. なぜロスカットがあるの?
もしロスカットがなかったら、相場が暴落したときに損失がどんどん膨らみ、預けていたお金がゼロになるどころか、多額の借金を背負ってしまう可能性があります。
そうなる前に「無理やり取引を止めて、わずかでもお金を残してあげる」のがロスカットの役割です。
3. 「損切り」との違い
よく似ていますが、大きな違いがあります。
| ロスカット(強制) | 損切り(自発的) | |
| 誰が決める? | FX会社のシステム | 自分自身 |
| タイミング | 基準を超えたら即実行 | 自分で決めた価格で実行 |
| 目的 | 壊滅的な損失を防ぐ(最終手段) | 計画的に損失を抑える(戦略) |
4. ロスカットを避けるための3箇条
ロスカットは「資産を守る仕組み」ですが、これに頼っている状態は投資としては末期的です。
ロスカットを避けるためには以下のことが大切です。
- ロット数を上げすぎない: 資金に対して大きすぎる取引をしない。
- 損切りを自分で行う: 強制される前に、自分のルールで早めに負けを認める。
- 証拠金維持率に余裕を持つ: 常に800%〜1000%以上の維持率を保つのが初心者の目安です。
まとめ
- ロスカットは、投資家を借金から守るための「自動ブレーキ」。
- 発動すると、その時点の損が確定し、手元にわずかな資金だけが残る。
- 「ロスカットされる前に自分で損切りをする」のが、上達への一番の近道!
